フィリピンから日本へのお土産 わたしのオススメ10選

今週のお題「○○の秋」

 
今週のお題は「過ごしやすい、いい季節」なのか「○○の秋」なのかどちらなのでしょうか?  よくわからないので、それぞれの場合で導入部を考えてみました。好きな方を使ってください。

 

(「過ごしやすい、いい季節」の場合の導入 ↓ )
私が日本に帰国するとしたら、暑くもなく寒くもない毎年9月頃と決めてあります。特に寒い季節になると、西成で野営できなくなるのと、上着がかさばって荷になるので、それは避けなければいけません。
しかし西成三角公園のベンチに連日「空き」ができるとは初めて訪れた十数年前からは想像もできません。いつもはこちらのBOSSのベンチ1〜2週間お世話になっています
お向かいの会社会長のお爺ちゃんに心配されてしまいまして、お金はあるので大丈夫なんです、というのですが、早朝なんかに差し入れをしてくれたりしました(番頭にゆうといたる、と職も紹介されそうになりました)。また来年に来ますと言って挨拶したのだが、2年も空いてしまっています…。 

というわけで、日本に帰るとしたら、買いたいお土産ベスト10を私なりに選んでみました。

 

(「○○の秋」だった場合の導入 ↓  )
去年マニラで買った友達へのお土産の中にハイチュウがあります。f:id:taippii:20191002130053p:plain

森永のライセンスの下、台湾にて生産されたもので漢字は当て字なのか、口偏に海、口偏に「秋」を書いてハイチュウと読ませるようです。そのハイチュウもランクインしている「買いたいお土産ベスト10」、今回は10位 ⇨ 6位の発表です。

 

 

 

【 以下 本編 】

 

 

 

第10位 シニガンスープの素

f:id:taippii:20191002125910p:plain

シニガン(英名:サンパロック)の実を使った酸味の効いたスープの素です。これから紹介していくお土産のなかでも、これは結構フィリピン度が高いです。その酸味に慣れていない人はおいしいと思わないかもしれません。
食堂でもたまに出している店があるので、十軒くらい回れば当たるはずです(以前にも紹介しましたが、スープは無料で出てくるものなのでシニガンスープください、と言って出てくるものではありません。高そうなレストランにでも入って注文すれば別ですが)。
私も始めはあまりおいしいと思いませんでしたが、今は普通のスープより好きかな。エビか豚肉と白菜を入れるとおいしいです。

 


第9位 ハイチュウ・マンゴー味

f:id:taippii:20191002131410p:plain

(画像は森永フィリピンのfbよりお借りしてきました。)
ドラッグストアのチェーン店マーキュリードラッグ(28ペソ)か、セブンイレブン(37ペソ)で購入できます。フィリピンで作られているハイチュウはその他にストロベリー・オレンジ・グレープの計4種類。その中でもマンゴー味は南国感があってお土産にぴったりなのではないでしょうか。
冒頭の画像で紹介したように、中華圏のハイチュウも輸入されてフィリピンで売られています。

f:id:taippii:20191002220607p:plain

↑ 日本の森永のライセンスを得た中国の企業が、タイ輸出向けに作ったハイチュウを、フィリピンはマニラにある韓国食料品店が仕入れて、そこを訪れた日本人(ワタシ)がフィリピン人へのお土産として買う、という図です。 うーん、複雑だ。

今回検索をしてみるとアメリカなどいろいろな国でハイチュウが売られていることがわかりました。キウイ味とバナナ味は食べてみたいです。東南アジアではライチ味がレギュラー化している? 羨ましいです。

 

 

第8位 五香粉・四物

 f:id:taippii:20191002125953p:plain

 

私としては中華料理をはじめとして、欠かすことのできない五香粉です。日本で買うよりかなりお安くなっています。写真右上のものはたったの10ペソ(20円ちょっと)。
四物はこちらではSIBOTと表記されて売られています。漢方薬として中国などで飲まれているのでしょうか。効用・使い方はお調べください。これも一包10〜15ペソ。物によっては当帰(とうき)・川芎(せんきゅう)・芍薬(しゃくやく)地黄(ぢおう)の四つではないものが入っている気がしますが、私も詳しくないのでよくわかりません。クコの実が何かの代わりに入っているのかな?(買ったすぐはちゃんと赤い色をしていたのですが、日が経って黒くなってしまいました) 画像検索で見比べてみてください。
写真の下の二つはマニラのチャイナタウンで買ったもの。中華っぽい外装になっていますね。まだ使ってないので、マニラに行く前に使ってみねば。
これらを使って四物湯のラーメンを時々作ります。左上のものを一包使ってラーメン2、3杯分のスープを作れるかな。こちらのレシピもいつかご紹介したいと思います。
四物の方はたしか漢方薬の扱いになるので日本へ持ち帰る際は税関で申告が必要だったかと思います。まぁ、自己申告なんだけどね。

 

 

第7位 クリスピーバナナチップ

 私が現在の居住地に来て1〜2年は売られていたのですが、それ以降は見かけなくなってしまいました。画像も検索してみましたが、私の買っていたものは該当なしです。35ペソで50グラムくらい入っていたのかな。
クリスピーバナナチップは、その名の通り 薄めにスライスされたバナナがシナモンと砂糖で味付けされて揚げられています。これがとんでもなくサクサクで軽い食感。バクバク食べてしまいます。いままでのバナナチップは一体なんだったのか、と疑念を覚えるほどのおいしさ。食品というのは、まぁまぁおいしく仕上がったときには、それを追随する者が出てくるものですが、そういった意味では一番最初にそれを作った人の責任は重大です。
バナナはおそらく特別のものを使っているわけではなく、普通のバナナチップもそうですが、クックバナナ(Saba)と呼ばれる火を通すと甘くなるバナナを使っていると思われます。このバナナは普通のバナナより安価で取引されています。日本にいては気付かなかった。
一年目は小学校でも時々ドライカレーを売っていたのですが、料理をしなかった日には、「バナナチップトライ」と称して子供に箸を渡し、1トライ1ペソを取って、このバナナチップを掴ませたりしてました。もちろん子どもたちは箸を使うのは初めてなので四苦八苦して大盛りあがりでした。

今回改めて検索したなかで、フィリピンで食べられる12種類のバナナが紹介されているのを見つけました。この内、私は少なくとも10種類のは食べたことがあると思います。紹介されていない他の種類のバナナも食べたことがあります。それはバギオの市場で売られているもので、かなり大ぶりですが味は日本で食べていたバナナに一番近かったです。
別名カントンバナナとも言われるラタンダンなんかは、近縁種があるのかバナナ商に訊いても、その名ががまちまち…。

 

 

 第6位 ハチミツ

f:id:taippii:20191002130036p:plain

テント市や普通の公設市場など いろんな所で売られているハチミツです。サイズは350ml(100ペソ)と700ml(200ペソ)の二種類。クラッカー(11包入り46ペソ前後)にかけて食べるのが、シンプルですが一番おいしく頂けるかと思います。
買い方にちょっとしたコツがあるのでご紹介します。多くのテント市では大小二種類ならべて売られていますので、まず小さい方の瓶の値段を訊きます。100ペソだと返答をもらってから、じゃあ大きい方は?と訊くと、本来なら200ペソのところ、150ペソにおまけした値段を言ってくれるので、そこで買いますと言えば、割安で手に入れることができます。いまのところ、3戦3勝です。ただし大瓶は重くて持ち帰ったり使ったりするときにちょっと大変かもしれません。私はいつも小瓶の方に移して使っています。



次回は2〜5位をお届けする予定です。



 

 

最近の「カレー inフィリピン」 Part5

7月に入り、6月から出回り始めたライチも少し値が下がってきた。ライチは穫れてから少し日が経つと、その実の表皮の色味が少し赤みがかった潤いのある茶色から、乾いて灰色っぽくなった茶色に変わってくる。新鮮な果実は甘みとほどよい酸味があるのだが、日が経ったものも、酸味が丸くなり甘さはそのままなので、味が損なわれるというわけでもない。それでもさらに日が経つとやはり腐る方向に向かっていく。表面の色の変化は一目瞭然なので、各フルーツ店は十数粒を小袋にして、安売りをしてくれる。私の見たところ、だいたい7〜8割引の大変お買い得な値付け。
傷みはまず酒のようなフレーバーになることから始まる。甘みはまだ残っていて私は嫌いではない。さらに進むと、というのかそれとも細菌の種類が違うのか酢のようになっていることもある。これも不味いものでもないのでよほどの腐敗臭でも纏ってない限り口に入れる。

安売りのライチが買えた日、カレーを作ろうとしたら、調理台の上に置かれたそのライチが目に入り、これをカレーに入れてみようとなった。私の場合、大体こうして新しい具材や味が開発される…。

f:id:taippii:20190707200248j:plain

フライドカボチャは試そうと予め決めて買ったもの。ガーリックも入れてみたが塩だけでもシンプルでよさそう。カレーに先立って揚げたのだが、予想以上においしいので試食のうちにバクバク食べてしまった。市場では、特大のカボチャ一個を10切れくらいにカットしたものが10ペソで常時売られている。

f:id:taippii:20190707203536j:plain

 盛り付けて食べる…が、最近でいちばん不味い…。

食後、ノートになぜ不味くなったか書き出して羅列してみる。この逆をいけば、いつものカレーがなぜおいしいかがわかるはずだからだ。その羅列はノート一頁近くになった…。それについてはまた稿を改めて。(7/7)

 

 


 

今回もできあがったカレーを瓶に詰めた。寝かせておいしくなればいいのだが、あの味が時を経て修正されるとは思えない。
それでもなんとか、食べられる域まで持っていかなければならないので、考えられる食材を新たに追加する。

f:id:taippii:20190708200152j:plain

中央左下にあるのはカシューナッツ。だいぶ前にバギオで買って温存してあったものであり、ここで投入かと封を開ける。しかし大事にしすぎて期限が超過しており、その表面に白い菌糸が回っている…。ひとつ齧ってみると、なかなかの酸味とチーズの風味。加えてややスモーキーな風味も。私の知っているカシューナッツからはかけ離れている…。果たしてこれは味をどの方向に引っぱっていくのか。さらに迷走の気配である。

f:id:taippii:20190708204108j:plain

結果は…お察しください。
自分で作ったものなので責任を持って完食。(7/8)

 

 


 

 

フィリピンにもカレーはおかずの一皿として存在するが、大体のところそれは甘い。というか明らかに砂糖が入っている。 そうしたものも紹介してみようかと市場2階の食堂群のカレーを次々に食べていくことにした。
たまに食べに行っている2階の食堂もそれに似た料理が珍しくあったので訊くとやはりチキンのカレーとのこと。この食堂でカレーの類いを食べたことはなく、試してみることに。

f:id:taippii:20190709133319j:plain

f:id:taippii:20190709133424j:plain

量はよくある小皿に盛られたもの。しかも、大小の骨が多くあり実際に食べられるのはさらに少なくなる。お味の方はというと、確かにカレーパウダーは使われているのだが、粗挽き黒胡椒多め、野菜は気持ちよく全く無し。これならチキンカレーというより、チキンのカレー炒めといった感じだよね。塩もしっかり効いていておいしい。今回は砂糖不使用。周りの油はおそらくチキンから出たものと思われる。それも食べないと一杯のご飯が無くならない。(7/9)

 

 


 

 

ビンカレーを作ってから3日後。凹になっているはずの瓶の蓋のセーフティボタンが凸になっている。そして瓶の内部には無数の気泡。これは…。 傷みが始まっている。早く食べなければ。
これまでのように炊飯の途中で入れようと瓶の蓋を開けた途端…、
モコッ、モコモコッ、なんとカレーが盛り上がってきた…。なんなんだこれは!?
しかも見ている間にもジワリジワリとその頭頂が膨らんでくる。
内部でガスが発生していたのである。初めてのことだ。
f:id:taippii:20190711181220j:plain

なぜこんなになったのか。変質の要素は酸素、水分、温度。それらをカットすれば腐敗はしないはずである。今回、いつもと違ってどんなことをしたのだろうか、と考えるとすぐに思い当たった。
ライチである。水分の多いそれを加熱不十分のまま調理を終えてしまったのだ。
今回の瓶カレーが不味いことはわかっている。そこで今日はその不味さに対抗するために、ロースカツを投入しようと用意してみた。

f:id:taippii:20190711190019j:plain

温めたカレーの上にそれを乗せ、食べる。カツはおいしい。しかしカレーの方が救いがたいくらい不味い。私のカレーは酸味をもたせて作っているのだが、限度を超えている。おいしいカツをもってしても、イーブンにすらならない…。

f:id:taippii:20190711190357j:plain

先に作っておいた、ナス・玉ねぎ・目玉焼きのサブジを忘れており、添えて食べる。初めて作ったが塩・クミン・胡椒でかなりおいしい。というか、カツカレー全体よりもこちらの方がおいしい。

 

奇跡のモコモコカレー。(なんとか)完食しました。(7/11)

 

 


 

 

山側の隣町に何か変わったものが売っていないか見に行った。わが町にはないパッションフルーツが少数だが出回っており、たくさん買い入れ。

ここの市場の2階にも食堂群があるので、カレーを探索。小さめの体育館くらいの面積で壁側に食堂が並び、中央に共用のテーブルが多数並べられているので食堂群というよりフードコートの観である。

陳列棚の中の(フィリピンの食堂は作り置きが普通)多めの盛りのカレーの値を訊くと40ペソ。多めなのは昼を過ぎて陳列の大皿に最後に残ったのを小皿に移したからだろう。ヤングコーンも入って食べてみたかったが、やや値が高かったので、ダメ元でカラハティ(半分)はできますか? と訊くと、それが通ったようで、さらに小さな小皿に移してサーブしてくれた。

f:id:taippii:20190712133429j:plain

チキンは2切れしか入っていなかったが、総じておいしかった。ここもあまり砂糖が入っていない。そうしたカレーは思ったより少数派なのか? 出会ったときのインパクトが強すぎて数的に過大評価しているのかもしれない。

カレーにヤングコーンはアリだな、今度試してみたい。最近マカティにもできたCamp Curryみたいだ。(7/12)

 

 


 

 

パイナップルにも旬というのがあるのか、フルーツセクションに置いてある時期と置いていない時期がある。
出始めは一個80ペソとかなのだが、扱い量が増えるにつれ下落、小さなものは50ペソなんかで売られている。
ドライカレーに入れるフルーツと言えば、バナナ・レーズン・パイナップルと相場は決まっており、その一角を成すパイナップルが手頃な値段になってきたというわけで、仕入れてドライカレーに使ってみよう、となった。
以前にも触れたが南国だからといって、そこに住む子供たちがフルーツをたくさん食べているわけではない。お小遣いが限られていること以上に、親が買い与えない、子供の方もフルーツより砂糖たっぷりのお菓子の方が好きだったりするからだ。
お菓子よりフルーツの方がおいしいと思うけどなぁ。

f:id:taippii:20190714154757j:plain

さて今回は一個丸々購入したのだが、不慣れな人がこれの皮を剥くのは容易でない。剥いている人の作業をじっと見て、覚えてから市場を後にした。通常はこのように表皮を削ぎ切りにしてから、螺旋状に包丁を入れて”目”を取り除いていくのだが、それだと表面近くの甘みのあるところもいっしょに捨ててしまうことになる。
なので私はちょっとやり方を変えて、少し多めに実を残すことができた。

f:id:taippii:20190714161007j:plain

まな板の上に切り取った皮の部分が乗っているが普通はこれの2〜3倍の量が出るはずである。
ちなみにフルーツセクションを通るとき、この切り取られたやつをよくつまみ食いさせてもらう。表皮の本当に固い部分はあとでペッと吐き出せばいい。

 

評判は上々で、途切れることなくオーダーが続き、乾燥重量700グラムほどのお米が売り切れてしまった。

f:id:taippii:20190714185832j:plainポーズをとっているのは全員ドライカレーを買ってくれた子供たち。右下で薄橙色のフロシキに包まれているのが私の釜である。

 

f:id:taippii:20190714195834j:plain

私の夕食が無くなってしまうので、ストップをかけたが、わずか2匙ほどに…。

 

f:id:taippii:20190714201758j:plain

売上は160ペソちょっと。量を少しサービスしすぎたかな?

村のトラックが収まっている屋根付き駐機場の竹ベッドにて宿泊。(7/14)

 

 


 

 

パイナップルはその半分を皮を剥かずに袋に入れておいたので、次の日の夕方にも作って売り歩いた。
実の黄色が薄いものはやっぱり甘みが足りないのだけれど、そうしたものもシロップ漬けにしてから使えばいいかも。

f:id:taippii:20190715180045j:plain

時々 朝に乗せてもらっている村のジープの中で夕食。&就寝。(7/15)





 

セカンドライフ inフィリピン

今週のお題「理想の老後」

現役を退き、孫に囲まれて、多少ゆとりのある年金暮らし…。
というのが昭和の頃は「老後」という語感に含まれていたのだろうが、今となっては晩婚化・非婚化によって孫どころか子供すらあやしいし、賃金はそのままでジワリジワリと上がっていく物価や税金や保険料。頼みの綱の年金も受給開始年齢がジリジリと上がっていき、受給額もどうなることやら。政府は高齢者でも働きやすい環境作りを、と爺さんになっても元気な人は働いてくださいと言い出す始末。

そんなイメージを纏いだした「老後」というやつを、ここではひとまず「社会の第一線から退いていること」と大きく括り直しておこう。
社会の第一線、というのは会社などで働き、そして租税を収める立場を指すのだろう。そしてそこから退いているのが「老後」。

f:id:taippii:20190913180820j:plain

ゆったりと水に浸かる水牛。雨季の雨水が溜まっているのは、伝説のヤマシタ金塊が眠ると云われるこの地方で 今年になって重機で掘られた大穴。その穴との対比でスケールがわからなくなっているのだが、とても大きな丸々とした水牛である

しかしそうすると、海外渡航届を出して税金からも各種社会保険料からも開放されている私は30代にして既に「老後」に入っていると言えるのかもしれない。
それにしても、そうした人生の区切りさえも会社や社会との関わりとしてしか立ち現れてこないというのも日本人の哀しき性分か。

立ち代わってこちら南国フィリピンに於いては「学業を収めたあとは就職して、定年まで勤め上げる」といったライフコースは少なくとも理想形としては存在しない。実家に当面の資産があればあくせく働かなくともそれが普通だし、お金が無くなったら働けばいい(「無くなりそうになったら」ではないところがミソ)。逆に、自分の意志で 老いても体が動く限りは働いてもいい。つまりは全てが自分の勝手なのである。

f:id:taippii:20190831083606j:plain

雨季になって河口や浜辺に漂着した木や竹を集め、木炭を作っているところ。訊けば一山1000ペソにもなるという。「ブラックゴールド」とのこと。後で掘り出して大きな袋にまとめ、トライセクルに載せて市場などに運ばれる

かくいう私もフィリピンに身を置いているので、毎日が自由気ままである。
もちろん、生活を成り立たせていくうえで必要な作業というのはいくつかある。

 

まず炊事に使う薪として使うための流木拾い。(中型のガスタンクと一体になったガスコンロを持っているのだが、市場での仕事に使うために 友人の働いている市場内のお店に預けてある。今は雨季のため、薪が切れてしまったときのホケンで自宅に引き揚げてきている。)薪は数日で切れてしまうので、そうなる前に海に拾いに行かなければならない。行き来には村の中を通るので楽しい。雨季中は河口の形が行くたびに変わるので、それを見るのも楽しみにしている。
大雨が続くと上流からはありとあらゆるものが流れてくる。一番驚いたのは、豚の死骸が一頭丸々漂着していたことかな…。犬と鶏はときどき。
ペットボトルを拾っていたときのやり方を踏襲して、ポリ袋(60〜70センチくらいの丈のもの)2つをビニール紐で繋いで一組にして両肩に提げれば4つまで運ぶことができる。ビニ紐が肩に喰い込むのはタオルなんかを挟めば解決するのだが、総量が重いのは如何ともし難く、朝からヘトヘトになってしまうので現在はほどほどの量にしている。

そして市場への買い出し。毎食食べるなら3日ほどで無くなる1キロ(※27ペソのベトナム産備蓄古米。国産米は40ペソ前後)のお米を、というか、好物のバナナも切らせたくないので、鮮度のこともあって市場へは2日に一回は行く。以前はほぼ毎日行っていたが、時間と体力の節約のため少しセーブしている。近所にコイン式ネット店ができたので、ネットはそちらで済んでしまうからというのもある。

この浜と市場というのは、自宅を挟んで正反対の方向(それぞれ1kmほど)にあるのだが、朝早くに家を出て浜で木々を拾い、7時に学童を載せて村を出発していくジープに乗れば、浜と市場を同時に攻略できる、という裏ワザがある。大袋に集めた薪は自宅前で停まってもらい、部屋の前に置きに行く。ジープに乗ったまま 門前に投げ置くこともある。

f:id:taippii:20190813070351j:plain

走行中のジープ。学校は学ぶところではないので、みんな行くのが楽しみ (…えっ?

他には、畑での野良仕事。雨季の間は水やりの手間が省けるが、雑草の伸長が著しく今度は草むしりに掛かりきりとなる…。球根方式の雑草があることが判明し、地表の草だけをむしってもダメなよう。耕して小さなそれを注意深く取り除く。数日後にもう一度耕すことで白く発芽しているそれを格段に見つけやすくなり、これでほぼ全て取り切ることができる。

 

こういったことに、あとは自分のしたいことを予定に入れていく。昼の市場や小学校にドライカレーなんかを売りに行く。夕方の村で料理を作って売る。地域のいろいろな場所に変わりはないか見に回る。子供と遊ぶ。隣りの市などに買い出しに行く。新しい料理を作ってみる。などなど。

f:id:taippii:20190917163351j:plain

市場2階でのひとコマ。放置してあった段ボールを使って少年と少女が通行人にイタズラを仕掛けている。頭が出ていたり、不自然に段ボールが通路の真ん中にあったり、草履が段ボールの傍にあったりと、仕掛ける前のメーキングの方が可笑しく、久々に腹を抱えて笑った。 仕掛けるタイミングもどうもワンペンポ遅れている。最後のコマはようやく良いリアクションをしてくれたトンボイ(オナベ)氏。このあと、腹いせに段ボールに蹴りを入れていた…

 

夜や朝に予定を考える時間が一番楽しいかもしれない。
既に「老後」に入っているとともに、「理想の」の方も既に満たされているように思われるのだ。これが私の「理想の老後」であり、これ以上欲を言うとバチが当たる。

 

 

フィリピンローカルでの最近の一日

今週のお題「夏を振り返る」

 

普段の一日をまた撮ってみた日があったので、この機会に紹介します。なぜか忙しくて、すっかり日付が遠くなってしまいました。
写真にZ字の順でコメントを添えていきます。

 

 


 

 

 

f:id:taippii:20190907124245p:plain

・朝のうちに1kmくらい離れた河口部に薪を拾いに行くことに。
着くと早朝の漁を終えたボートが戻ってきており、知り合いの男の子が魚を父親に訊いてタダでくれた。時間が経って網の中で?他の魚に食べられたものは売り物にならず自家消費するようだ。一日の行動を写真にとって見るかと思い立ち、ボートをバックに撮影。

・河口からやや上流で細い枝を中心に二袋分拾い集める。雨季の増水により、多くの枝が一面にわたって落ちている。また雨季がくれば、自動で補充されるので一年保つ。つまりずーっと利用できるというわけだ。
大きな木を持ち帰って鉈で割り、干して使うというのが主流なのだが、着火性がいいのと火の調節がしやすいので、私はいつも細枝を多めに拾う。細枝は燃えやすいが持続性がないから大きなものも拾わなければならない。大きな木と細い木の拾うべき割合もわかってきた。

・ついでに村へ寄って、子どもにハイチュウを売った。ハイチュウは久々なので12個入が完売。一部の子は味を知っているので飛びつくように買う。フィリピンのお菓子はチョコなんかにしても砂糖が多くて口溶けが悪く安っぽい味。それに比べれば日本ブランドのお菓子のおいしさは圧倒的だ。フィリピンのお菓子より割高でも買ってくれる。12個売って利潤は8ペソ。

・子どもたちは朝からみんなで遊んでいる。缶蹴りと同じ要領で、缶を草履に変えたものをやっているようだ。裸足の子はそれの参加者。これだと隠れたまま家に帰るといったことは起きない、と勝手に感心。

 

 

 

f:id:taippii:20190907124321p:plain

・村を離れて市場側へ戻る。振り返って一枚撮影。トライセクルの待合所に何台か停まっている。トライセクルはタクシーのようなもので、おそらく町役場あたりからの認可制か、台数はほぼ決まっているようにみえる。競争が起きないので半ば公務員みたいなものだ。朝夕のラッシュ時以外は市場の外周の日陰で同業者と駄弁っているのが仕事で、それが嫌な人はできない仕事だ。ほぼ全員が肥満体型。

・もう一枚振り返って撮影。きれいな夕日を売りにした浜辺のリゾート施設。金持ちが大型車で乗り付けてくるという話だ。選挙の際は付設のバスケコートで演説会が催された。私がこの町に来てから3年で3倍ほどにその面積を広げた。その際に一部、村内の民家が立ち退きとなった。でも、もともと自身らの権利がない土地に家を建てていたのかもれない。いまも客室をどんどん新築・増築しているが、あまり訪問客を見た覚えはない。

・雨季に入って間もない頃か、揚水ポンプを使っての水やり。遠くには長く伸びたコーンが見える。作付けしているのはピーナツかな?

・少し前まで人の背丈より高いコーンが植わっていたが、すべて収穫したよう。今日は結婚式があるのだろう、シートで日除けが設けられている。プラスチックの椅子は村か町の役場からの貸出し。トラックが運んでくれる。

 

 

 

f:id:taippii:20190907124338p:plain

・マンゴーはシーズンになるとそこら中に落ちている。沿道のそれを拾ってカレーに使う。一年に何回なるのかを気を付けて観察してこなかったので、この一年はしっかりチェックしたい。

・帰宅。キッチン辺りの全景。散らかり放題である。中央奥の台が炉の場所。水道は写真外の右に2、3歩のところにある。

・隣家のゴミ捨て場で着火用のダンボールを失敬する。雨季で薪の乾燥が十分でなくても乾いたダンボールさえあれば火を起こすことができる。

ところで、都市部と田舎でどちらが空気がきれいだろうか? 確かに田舎のほうが煤煙を撒き散らすジープは少ないのだが、その代わりに多くの民家が裏庭などでゴミを燃やす。ゴミを分別するという習慣は根付いていないため、プラスチックでの空き缶でも何でもいっしょに燃やす…。近所に限ってみても、午前はあちら、午後はこちら、といった具合になることもしばしば。
山の方に埋め立て場があるのだが村のトラックはここ一年ほど休眠状態。市場近くの区域ではきちんとトラックが回収しているのに…。
もちろんフィリピンにも大気汚染防止法が定められており、違反すると罰則がある(RA8749)。性能が確認され、認可の下りた焼却施設でしか燃やしてはならないことになっている。ちなみにフィリピン国内で、その認可された焼却施設の数はゼロ…。 なにそれギャグなの?

・バナナの傷んだところをオーナー一家が飼っているヤギにやる。たまに豚肉・鶏肉を買うのだが、それを食べて残った骨は同じく飼っている犬にやるので、生ゴミは基本的に出ない…。薪を燃やした灰は畑に混ぜ込んで肥料にする。資源ゴミはきちんと分別して、鉄・ペットボトルなど村の回収ポストへ、油の空き瓶はジャンクショップへ持ち込んで、一本1ペソで買い取ってもらう。残るは容器包装ゴミの類いだが、溜まったら市場へ持っていき、午後から市場に横付けされるゴミトラックに放り込む。前年に起業の手続きをしたときに600ペソを環境税の名目で市に納めているので当面の間 大きな顔をして捨てて問題ない。

 

 

 

f:id:taippii:20190907124401p:plain

・朝食。もらった魚を使ってシニガン(酸味のある実)のスープ。大きな魚のうち、一匹は古くなっていたか、火を通してみてもおかしな味がしたので犬にやった。ご飯は昨夕に炊いたものかな? 少ないので炭水化物としてスープに多めにじゃが芋を入れた。
乾季に三食炊くと12時間のうちにご飯が傷んでしまう。逆に雨季は気温がやや低くなるので、炊いてから釜を水冷しておけば12時間は十分に保つ。

・フィリピンのトイレは、Comfort RoomをC.R.と略して呼ばれる。最近、ホースを拾ったので入居2年半にしてシャワーが付いた。シャワーヘッドはペットボトルに錐で穴を開けたもの。これでかなり快適になった。ちなみに、フィリピンのスタンダードはバケツに水をためて柄杓で水をかぶるといったもの。
以前にもホースを拾ってトライしたことがあったが、口の径が合わなくてダメだった。今回も同様でホースの口が小さかったが、よく見るとホースは二層構造になっていて、外皮が経年劣化で硬くなっていた。内側は黒いゴム状になっていて、そこはまだ柔軟性が残っているようなので外皮だけを剥いで無事に接続となった。 以前に拾ったものもそうした構造だったのかもしれない。観察力不足である。

 

 

 

f:id:taippii:20190907124950p:plain

・部屋の前。キッチン台とCR。ドアの脇にはマンゴスチンやライチなどの苗木がある。

・マニラで買ったチアシードの消費期限が迫り、使っていくことに。蜜柑ピールと塩と砂糖も入れ、お手製のジュースに。

・海の方へと続く、家の前の通り。
・家の斜向かいのお世話になっている水屋さん。

 

 

 

f:id:taippii:20190907125011p:plain

・家の敷地の門を出て3軒隣りのお宅へ(奥のライトグリーンの門扉)。なんとコイン式インターネット店を開業したのだ。
こんなに近くに…、便利すぎるだろ…。

・昼前に利用しに行くと、平日にもかかわらず小学生が何人も居る…。きみたち、学校はいいのか…?
それもそのはず、奥の黒い服の女性が小学校教諭なので、推して知るべしである…。 ぐったり。

・このコイン式ネット、なんとUSBまで付いている…。マニラでもこうした気の利いたものは見たことがない。 デジカメを接続。

・一時間半ほど利用して、畑へ移動。 オクラが育ってきた。

 

 

 

f:id:taippii:20190907125036p:plain

・柵の全景。日除けのシートは紫外線と強風で一年と保たなかった。例によってゴミから拾ったもの。

・見えにくいが中央やや上にキュウリがなっている。テント市が終わって捨てられていたキュウリから種を採取。

ブラックベリーというのだろうか? 桜によく似た葉っぱ。友達の少年の家に生えていたものの枝をもらい、挿しておくと根付いた。熟すと濃い紫色になりなかなか甘い。

・ネギも根元を埋めておくと伸びて収穫できるようになる。畑は歩いて2分ほどなので、ラーメンに乗せるネギを買い忘れたときなんかに重宝する。数粒の種が採れて今は第2世代もある。

 

 

 

f:id:taippii:20190907125125p:plain

・日除けの下の苗鉢。パッションフルーツやデーツなど数種の果物を育成中。

・雨季が始まると水やりの手間は省けるのだが、雑草が一斉に伸び始め、今度は草むしりが大変になる。

・昼食はイワシの瓶カレー。キャップを外し、炊飯の終わりの方に入れて再加熱。

・右の飲み物はお手製ジュース。

 

 

 

f:id:taippii:20190907125158p:plain

・糖漬けピヤスを忘れていたので追加。

・コイン式ネット店の机を借りて日記をつける。もう片方のノートは仕事(料理)用。

・夕食も瓶カレー。次の瓶を開けてみると薄っすらと白カビ。

・それをもろともせず完食したと書いたのは以前に投稿したとおり。

・就寝前に明日の分のご飯に入れる赤金時と麦を浸水しておく。
この日は、日記によると60ペソもネットに使った。カレー関連の情報を収集。1時間12ペソなので5時間分だ。いつもの倍ほどなので疲れた、とのこと。

・(おまけ)翌日の朝食もカレーが続く…。マサラチャイ付き。

 

 

自由研究「フィリピンの人にお金を貸すとどうなったか」

今週のお題「わたしの自由研究」

 

日本のみなさんこんにちは。今週のお題は「自由研究」ということですね。私も学校に行ってた頃はいろいろな工作を作ったりして毎年 苦心の作を休み明けの学校に持っていったものでした。


フィリピン滞在も三年半となり、今まで幾人かにお金を貸したことがあるのですが、今回はその結果がどうなったのか、それをまとめてみたので発表したいと思います。

 

f:id:taippii:20190904141509j:plain

思い出したところ、男女各8人に貸していました(成人に限る)。 金額の大小はいろいろあるのですが、貸したお金は返ってきたのでしょうか?

A. 全額完済された
B. 貸した金額の半分以上が返済された
C. 貸した金額の半分以下が返済された
D. ほとんど返済されなかった(5%以下)
E. 全く返済されなかった

 

という区分で仕分けした結果がこちら  ↓  ↓  ↓

 

 

 

 

 

 

 

         f:id:taippii:20190905123416p:plain

          

男性の部
A - 1名
B - 0名
C - 3名
D - 0名
E - 4名
女性の部
A - 1名
B - 0名
C - 2名
D - 1名
E - 4名

 

 

男女とも似たような分布となりました。そして「完済」となったのは、実に8人に1人…。フィリピン人にお金を貸すと返ってこない、というのは本当でした…。贈与ではないこと、返済期日など念を押しての、この結果です…。

 

【傾向と対策】

ということで、まず貸すことがそれ自体でかなりハイリスクだということ。損をしたくなければ、冷たいようですが断ることが一番無難なようです。

貸す場合は、返ってこなくても後悔しない金額に留めておいたほうが良いでしょう。あげるつもりで貸すくらいが精神衛生上よろしいかと。


どうしても貸すことになって、きちんと返してほしい場合は、知り合って数ヶ月は経過していること、本人に定職があること、居住の家を知っていること、といった点がクリアされていることがポイントです。


順にみていきましょう。
知り合って間もないと、容易に借りパクという状況が発生してしまいます。都市部でも地方でも人の流入出が激しいので、少し仲良くなったと思ったらいつの間にか居なくなったということがザラにあります。
定職があることも必須です。いくら本人が返すと言っていてもそのアテがなければどうにもなりません。日本なら家族や親類に工面して回りそうなものですが、この国ではそういったことはありません。
家を知っていることが最も重要です。私の場合、ご覧の通り、多くが焦げ付いた状態です。お金がありそうなのに返そうとしない悪質な2件についてはお宅にお邪魔し、食料品などを差し押さえていくことにしました。お金で20ペソ返済するのも、食品を20ペソ分ほど取られるのも変わらない気がしますが、不思議と嫌がられることはありません。少額ずつのせいでしょうか? フィリピンにはチリも積もれば山となるといった気の長い忍耐に関する概念はありません。 適当に領収書を書いてお渡ししていきます。
他の返済不能の人も時々飲料水をもらったり、ジープにタダで乗せてもらったりと末永く恩恵に与らせてもらうことでバランスを取ります。しかしこれはよく考えたら、恩恵を得ていたのでお金をせびられたともいえ、むしろそちらの方が正しいかもしれません。

地域別ではどうでしょうか。
首都圏パサイ市では男女各2名、計4名に貸したのですが、その全員がE、ちっとも返さないのです。日本人だから金を持っていると思われたのかもしれません。この国では持てるものが持たざるものに施しをする、というのがあるみたいなので、返さなかったところで、借りた側はなんとも思っていないのかも。ちなみにその4人のうちにはお世話になっているベッドスペースのオーナー一家のおばちゃんも。もちろん、宿泊費はそこから相殺するつもりなのでもう二、三回はタダで一ヶ月泊まれます。心証を悪くしないために一家へ毎回お菓子などお土産は持っていきます。


お金を借りるときの理由付けですが、頻出するのが「子供の学校(文房具代?)」と「家族の病気」です。もっともらしく見えますが、どちらも嘘っぱちですw

特に都市部では要注意、フィリピンに着いて一番に覚えるべきタガログ語の一つは「ワランペーラ(お金ないよ)」かもしれませんね。

 

カレーライス fromバギオ

今週のお題「残暑を乗り切る」

 

 

日本のみなさんこんにちは。南の国フィリピンから残暑見舞い申し上げます。

今週のお題は「残暑を乗り切る」ということで、暑い夏を乗り切る食べ物といえば、やっぱりカレーですよね。「いかがでしたかブログ」の冒頭のようなこじつけ具合になってしまいましたが、今回もカレー特集です。






日本に帰るのは自身のリタイアメントビザの更新のタイミングと日本との温度差の関係で9月ごろとしているのだが今年も日本に帰らないことに決めた。ちょっぴり楽しみにしていた人生初のカレー食べ歩き(於:大阪)というのも来年に延期。
そんな折、カレーの調味料や具材を求めに高原都市バギオに買い出しに行った。予想以上によい仕入れができたので、それらを使って翌日に早速バギオづくしのカレーを作ることに。

日本のカレーを食べ歩きできない悲しみを怒りに変えて、立てよ! 国民!

 

と、いうわけで、 に挑む。( あ、1000円くらいのちょっと高いやつね。)

  

その結果が こちら   ↓   ↓   ↓

 

 

 

 

 

 

 

 

f:id:taippii:20190828152322j:plain

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

・ライスは 赤米と二色。ひよこ豆(ガルバンゾー)も一緒に炊く。

f:id:taippii:20190828132735j:plain

マスコバド糖、二つまみしか入れてないのに、グッと掴みにくる、味のある甘さ
・久々のガルバンゾー、じゃが芋とはまた違うホッコリ感でおいしい。なお1ペソで10粒弱のもよう、シアワセ。
・カカオは乾燥させたものをスライス、フェヌグリークを炒っている半ばで投入してロースト。つまんでみるとコーヒーとチョコを合わせたような深い香り。なにかを確信する
・下の写真には入れ忘れたが、お皿の中央を彩っている黄・橙の二色のみかん皮もバギオで買ったみかんの皮を、カカオ豆と並べて三時間ほど天日干ししたもの。カレーリーフも柑橘系の樹木であり、柑橘類はカレーと相性がいい。中にもみかん皮の刻んだものが混ぜ込まれているf:id:taippii:20190826173210j:plain
・注:みかん・リンゴ・ガルバンゾー・香辛料の一部は輸入したものと思われる。カシューナッツはどうだろう、たまに樹があったりする
・小麦粉は全粒粉を使用。写真に漏れているがこれも今回バギオで買ったもの。1kg60ペソ。フライパンの鍋肌でローストしてみた。きちんとローストになっているかは不明f:id:taippii:20190826203054j:plain

・お皿の左上サイドのトマトは、トマトに甘いスモモを足したようなフルーティーな味わい。取り扱っている店にその名を訊くと、各店 スパニッシュトマトとかイタリアントマトとか、ブラックトマトとか果てはジャパニーズトマトとか言っている。昨年ググって英字のサイトをなんとかして見つけたのだがその名称を忘れてしまった。スパニッシュじゃなかったかなぁ? 100ペソ/kgとやや高いが今の時期のバギオでしか見たことがないので半キロ購入
・カカオ豆は「ポット」と呼ばれる状態で売られていた。この中にカカオ豆が入っている。私の買った小さめのものは20ペソ

f:id:taippii:20190825154219j:plain

f:id:taippii:20190825203636j:plain

 

 ・肉は私の地元の市場にて。豚肉のおいしい部位が最近ようやくわかるようになってきた。ロースの上のヒレかな? 朝のうちに行かないとそうしたおいしい部位は売れてしまうのだが、運良く昼過ぎになっても残っていたので、チキンから予定を変えて豚肉に。それが柔らかくおいしすぎて折角のバギオカレーが味の面で台無しに…

・ブラックカルダモンも初投入、事前の味見ではディルのシーズに似た、スーッとする香り

・以前から持っているセブンスパイスというのも、バギオで買ったのだから、と振りかけてみる。しかし色も匂いもカレーのもの。よく考えたら7種類もスパイスが入ってたら、それ、ほぼカレー粉だよね…。

・かかっている白いのはココナッツミルクの搾りがら、「ココナッツシュレッド」

 

ところどころに香るクミンとグリーンカルダモンをたのしみながら完食。おかわりして食べた。出来上がり量は1050mlほど5人分くらいだろうか。そのうち肉は200g、45ペソというお値段。いろんなレシピでは肉は1人100グラム前後としていることが多いようなのでそれよりは随分少ないのだがしっかり豚肉を味わうことができた。

 

 


 


しかしこのカレーに名前をつけるとするとどうなるのだろう、「バギオベジフルカレー」、それとも「南国の雪原カレー」?
でもこれ、ピクルスも併せて、炊飯を除いても、作るのに3hかかってるんですよね… 「3時間カレー」がいちばん実態に即してる…
そういえば日本からフィリピンも似たようなフライト時間ですね。
それじゃあ、「関空 ≫ マニラ 片道切符カレー」。

来年は日本に帰れるのでしょうか?

 

 

フィリピンローカルでの30日の間の生活費


今週のお題「わたしと乗り物」

日本のみなさんこんにちは。

フィリピンでは人件費が安いせいか、交通費がめちゃくちゃ安いです。日本で高速バスに3、4時間揺られると4千円だったか6千円だったか払っていたように思いますが(もう忘れてしまった)、こちらでは同じような距離を利用すると400ペソ、日本円に換算すると800円ちょっとですね。

というわけで今回は交通費も含めて最近の生活費を見ていこうと思います。もし大きく浪費などしていたら生活の修正をしなければならないので、時々でもチェックしたいものです。
ここでは、5月から6月にかけての30日の間の費用を取り上げます。とくにこの期間の意味は無くて毎日つけている日記のノートが切り替わったので、そこからカウントしてみただけです。

それでは、さっそく発表します ↓ ↓ ↓ ↓

 

 

 

 

f:id:taippii:20190822143809p:plain

フィリピンローカルでの30日間の生活費

 

支出の合計は1万ペソ弱、日本円で1.9万円くらいでしょうか。収入は料理の売上金ベースで400ペソくらい、PETボトルの換金で40ペソくらいです。
合算した「収支」は前年8月に計算したときに比べ、2000円ほどの悪化。料理が雨季に入り外でしにくくなったのと、カレーの試作を重ね、販売にまでならなかかったこと、他の料理も冷やし中華・シュウマイなど商用に乗せられるか小規模の売り数で試したことで、売上額は三分の一になりました。

歯医者にかかり、500ペソの支出もありました。

日用品というのは、軍手、お皿、ノート、密閉瓶、カッターナイフ、歯ブラシ、石鹸といったものです。

電気代は家賃の2000ペソに含まれているのですが、前に借りていた家での電気代が70ペソ(LED電灯とケイタイの充電のみ)だったので、今は水道(敷地内の揚水ポンプ)も使っている身なので、150ペソとしてみました。

ケイタイはそこら辺のストアで手続きと支払いをすれば使えるのですが、最近のところ受信専用になっているので、その支払いは不要で、つまり電話代はかかっていません。

散髪は梳きバサミといやつで自前でやっているのでこれも無料。

カレーをはじめとした料理の情報収集でネット代も1.5倍になりました。それでもネットは大阪で利用していたお店と比べるとわずか「十五分の一」の時間当たりの支払いです。安すぎー。

交通費は隣の市までの往復一回分です。片道20分ちょっとかな。

 

総括としては、まぁ安全な圏内ながらもこれ以上は浪費しないようにしよう、といったところでしょうか。
削れそうなのは、歯医者にかかったという部分。カニからキチン・キトサンでも摂ろうかと殻ごとバリボリやったらその数日後に歯がボロっと欠けた、ということがあったので今後はやめましょう…。それから寝る前には必ず歯を磨くこと。虫歯になって銀歯にしようとすると、値段もさることながら地元にはそのような治療を行っている歯科はなく、バギオまで行かなければならないという話です…。
食費は一日140ペソくらいかかっています。思ったよりやや高い。しかし子供に売るお菓子もこの30日の間に200〜300ペソ仕入れているので…、いやそれを差し引いても一日130ペソくらいかぁ。まぁこれも様子見で。

 

全く働かなくても ひと月2万円くらいで暮らせるフィリピン田舎ライフ。

 

f:id:taippii:20190711065113j:plain