カレー i nフィリピン

半月くらい前からカレーに凝ってきている。ネット店に入ればカレーに関する情報ばかり漁っている。おかげでカレーに使われるスパイスのほとんどの特徴を覚えてしまった。さらに、バギオや隣の市で手に入るものは全て買い揃えてしまった。


笑ったのは昨年マニラ北部のチャイナタウンで買った汚い字の英語で名書きされた種子のハーブがクミンかな?と思って一度噛んでみたら、歯磨き粉の味と匂い。とんでもないのを結構な量 仕入れてしまったな、と思っていた。それからしばらくしてDILLと書かれた種子を別の市で、育てればピクルスやハンバーガーに使っていたハーブのディルになるのかなと買ったのだが買ったきり。最近カレー粉にも種子が使われるようなことを聞きつけ噛んでみると最近知った同じ歯磨き粉の味…。良く二つの袋を見比べると、種子の形状や色がソックリ。いや、同じ…。 汚い字のはディルの別名か。ハーブスパイス界隈では産地が広いためか起源が古いためか別名を持っていることがよくある。

じゃあ、クミンはどんな味なのかと隣の市で15ペソの小袋を買うと、納得のカレー風味。カレーの香りはクミンからきているというのだから当たり前なのだが、こんなことも知らずに料理を出して金を取っていたのだから無知というのは恐ろしい。
同時にフェンネルも15ペソで買ったので 噛んでみると、なるほど、八角の香りのあとに甘さがジーーンとくる。てか これなら八角は要らないのではとも思えるほどだ。 

f:id:taippii:20190402104801j:plain

写真は最近作ったキーマカレーを、材料カットから。完熟マンゴーは春休み中の小学校の校庭に無数に落ちているので無料で入手できた。その他、ココナツミルクパウダーの代わりにココナツジュースの素を使って節約している。現地の果物の糖漬け(左端)、ライムリーフなど日本ではなかなか手に入りにくいものも使っている。トマトソースとウスターソースも満足なものが店頭に無いのでお手製。ソースだけでそれぞれ2時間はかかる。

市場では1サーブ35ペソで販売。海の村では30ペソにディスカウント、さらに子供にはスプーン2杯ほどを5ペソで売っている。使い捨て文化が歪なかたちで発達しているので色々なサイズのナイロン小袋が売られており、小さめのを買ってそれをカッターで裂いてシート状にして子供の掌に提供する。味は確かなようで大人も子供も時々おかわりして買ってくれる。市場内では、売り歩くスタイルなのだが、だいたい売り先は決めてあるので、声をかけたお客さんの呼応率は6割〜7割りくらいでかなり高率である。

f:id:taippii:20190402122219j:plain

f:id:taippii:20190402124245j:plain


試作自家消費、3食分の時の写真かな? 卵を炊飯の終わり間際にバナナ葉を敷いて投入。

f:id:taippii:20190402124707j:plain

 

 


 

下の写真は一年くらい前に買ったカレー粉(1kg)。
最近ようやく使いきったので記念に撮影。
香りがとびそうなものだが、粉を小瓶に移す時は揚げたてのカレーパンのような香りが漂う。 

f:id:taippii:20190421073021j:plain

 

f:id:taippii:20190421073416j:plain

ハウスのカレーパウダーすげぇ。インドやパキスタンのが10くらいの種類のスパイスハーブが入っているのに対して、30近くのが入っている…。  

 


 

 

f:id:taippii:20190428120256j:plain

直近のキーマカレー。よりキーマらしく?ひよこ豆と赤金時が入っている。コーンも入れた。全てご飯側にだ。そうしないと豆に火が通らない。最近よく作っているのでバギオで買ったひよこ豆の消費が激しい。あっという間に少なくなってしまった。 畑を持っているので育てて殖やす、という一番原始的な方法を採用することに。

f:id:taippii:20190418181756j:plain

真ん中でウウェーイと言っている男性は酒が入っている。左端の女の子のおとうさんなのだがカレーが掛売りになってしまい、10日ほど経った現在も回収はできていない。バギオへ仕事へ行っているとのこと。

写真は人相の同定に撮影。決して盛り上っている場合ではないのだが… 。 

 

 


 

 

しかしいい時代である。レシピというのは日本のみなさんによってレシピサイトにそれこそ読みきれないほどの数のが掲載されているし、今度大阪に帰った時にカレーの食べ歩きでもしてみるか、と検索するといろんなお店の多様なカレーの写真がアップされている。起業の注意点なんかも多くのサイトが詳しく解説してくれている。フィリピンのgoogleで英語で How to start small restranと検索してみてもヒット数、内容ともに高が知れている。日本ってやっぱり凄かったんだなぁ、と思わずにはいられない。(チナミに"レストラン"の綴りに自信がなく、間違っていたせいでヒット数が少なかったということも考えられる。最後にもうひとつ " t "が要るのか? )

 

 

 

 


 

 

おしらせ 

はてなブログで見たと言っていただいたお客様には通常価格35ペソのところを特別価格600円にてご提供させて頂きます。お気軽に現地スタッフまで仰ってください。