フィリピン滞在のタイムリミット――残りの日本円でいつまで暮らせるのか

前回の冒頭、「さぁ大変なことになった」と書いたが具体的に何が大変なのか。
ビザが効力を失っていないという証明であるPRA(フィリピン退職者庁)発行のIDカードの更新がコロナ禍の中でできず、私のIDは期限切れとなってしまっている。

私は日本から数十万の現金を持ち込んでいたのだが、それを再び補給するために、今年の夏に一時帰国するつもりでいた。しかし期限切れのものでは審査をパスできない(厳密には、県をまたぐ移動には政府機関への申請が必要なので その時点で問題が出てくるだろう)。お金のことはフィリピンで生活していくうえで一番大事なので、余裕をもたせた計画をしていたのだが、いつまでも保つというものでもない。
そこで最近の収支に合わせて、再度の計算をしてみることに。日本へ帰国するための交通費など経費一式を取り除けるおくならば、そうして残った現金で一体いつまでフィリピンに居られるのか。

帰国のための経費を、何らかのトラブルで便に乗り遅れてしまうことも想定し(過去に一度やらかしたことアリ、ローコストエアラインなので乗り遅れるとチケットはタダの紙切れになる。)、チケット代を2倍にみておいて、さらにパスポートやビザ(IDカード)の更新の費用も含めないといけない。
IDカードについてはまだ今年の分の更新がなされていないので来年の分と2年分計上した(それまでにPRAは再稼働するのだろうか?)。

計算すると(ケイタイはチャージ口がお亡くなりになったので使えず、紙に書いて手計算…)、2021年10月を超える場合は、16万円を取り除けておけばいいということがわかった。
残りの日本円は10万円。これでいつまでここで暮らせるのか。
直近の月間収支は4700ペソの支出に対し、収入(食品事業の売上げ)は2600ペソなので、2100ペソ(/月)の持ち出しとなっている。
なので、現在の生活スタイルが変化しないとすると、10000円を4500ペソと換算して、21ヶ月暮らせることが判明した。
なかなかいけると思ったが、医療費など突発的な出費があると、1ヶ月あたりの生活費が少ないため却って、暮らせる期間が急激に短くなるのであり、その点に注意が必要だ。

 

さて、そうしたところで丁度 年末商戦に突入した。
12月17日から子供のパヒギ攻勢が解禁され(「パヒギ」はちょうだい、の意。子供が夕方以降に各戸を回り、玄関口で歌を歌ってはお金をねだる行為。正式名称は知らないので私が勝手にそう呼んでいるだけ。キャンディ数個で体よく追い払われることもしばしば)、子供らの財布が潤っている。私も毎年それを当て込んで年末年始は販売に力を入れる。
今年は小屋の柵を作っていたりしたので、取り組むのが遅れ、24日からの販売となった。
直近の月間売上は2600ペソなので倍の約5000ペソとなれば4700ペソの支出をカバーして黒字に転じることができる。つまりそれなら手持ちの日本円を取り崩さずに、ずっとフィリピンで暮らしていけることを意味するのだ(!)。 夢の永久機関

さぁ、その24日と昨日25日の売上を発表してみよう

と、思ったけど本当に忙しいので(これから夕方の販売の準備がある。悠長にキーボードを叩いていては販売機会が逃げていく)、また明日か明後日に続きを書きます。

下は24日の売上金。

 

 

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