回想ニホン料理。(最近の料理特集 №1)

 今週のお題「元気の秘訣」

 

ふと思い出したりして食べたくなったものを、ネットで作り方を調べたりして作っていくーー。
今回はそうして作られた祖国日本の料理を直近のものから紹介していきます。(砂糖・塩・油たっぷりのフィリピーノ・フードだと不健康だからねー)

 

 


 

 

【 焼き芋 1/13 】
畑の枯れ草を燃やしたときに出た灰を見て、これは焼き芋ができるのでは?と、トライ。実家は米農家だったので秋に籾殻の燃えカスで焼き芋を作ったりしてたんだよね。
ホクホクの上々の仕上がり。野良仕事の最後においしくいただきました。

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以下はメイキングの様子。


先日枯れ草を刈っていたら、全く不なりだと思って放っておいたカボチャが草の中から2つも出てきて、それも一緒に焼くことに。(かぼちゃの方が水分が多いようでその分温度の通りが良すぎたのか少し焦げてしまった。)f:id:taippii:20200131162319j:plain

最近芋の価格が20ペソ(50円弱)/㌔と下落していることもあり、1.5㌔買い込んだ。似たような太さのものを選んでアルミ箔に包んでいく。アルミ箔は中国からの輸入品が主。物価の安いフィリピンにしては、やや割高感あり。

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枯れ草だけではすぐ燃え尽きてしまうので、熱を蓄えた方が良いかと石を据えてみた。

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風向きを見ながら火の世話。あまり他の作業に集中できなかった。

写真では全貌が掴みにくいが、現在私の借りている畑はコンビニ店内2つ分くらいの面積か。最近ようやくトマトがコンスタントに一日2個穫れるようになった。甘くてうまい。
ここに至るまで、人は入る(ナスやトマトの実が盗まれる)、鶏は入る(発芽してすぐの苗を啄まれる)、水牛は入る(収穫間近のトウモロコシが根こそぎ全て食べられる)、犬は入る(踏み荒らしてウンチ)、ヤギ(葉や新芽をムシャ〜)は入るで多くの野菜やその苗がダメになった。2月でフィリピン4年目、長かったと感慨深い。

 

 


 

 

【 フルーツピザ  12/21 & 1/13 】

大学は愛知県の山の方だったのだが、同県に高校時代の友人も進学しており、たまに名古屋の方にお誘いがあって、遊びに出ていったりしていた。大須の方に、今まだあるかわからないが、ピザかイタリアンか食べ放題のお店があり、確か千円くらいで安かったので一緒に何度か足を運んだ。そのことを何かの折に思い出して、またあの店で食べたカスタードの上にフルーツがあしらわれたピザを食べれないか、と情報収集を始めた。
2019年なかごろには、カレーに凝り始めてからの「ナン」の学習を経由?してピザ生地というのを、少なくとも自分が満足できるくらいには作れるようになっていたので(試行を重ね、焼き方・素材を工夫してアルミ製中華鍋でうまく焼けるようになった)、あとはカスタードクリームのみである。これもネットでラクラクに再現。
大須のカスタードピザには、キウイフルーツが乗っていたような朧げな記憶があるので、それも付けたい。しかしカスタードの甘さと、キウイの酸っぱさが喧嘩してしまう気がしたので、キウイを缶詰フルーツのように糖漬けにしてはどうかとまたもや検索。
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12/21が今住んでいる町に来て初期の頃に知り合った少女の誕生日なのでその前日だかに漬け込んで、できあがったピザの半分をプレゼントした。その子の従姉妹は毎年誕生日パーティがあるのにその子は男親しか居ないためか催されないので、かわいそうで毎年お好み焼きを差し入れしている。
1スライスの先端はカスタードが塗ってない。その代わりにカラマンシー(カボスの上位互換。以前紹介したかな?)果汁を垂らしてある。ピザ生地がおいしいので、それだけでもかなりいける。
近所の友達と分けて食べたよう、英語でデリシャス、とのこと。

 

成功をよいことに商用に乗せる。
1スライスを20ペソで、それを3分の1したものを子供向けに5ペソで売っていく。
焼きたての方が断然おいしいので、今回は特別にいつもよく買ってくれる村の子の家の前(7/14)に出張調理。火加減と時間が難しいのだが、よくできた方か。十数人の子供がその調理の様子を見守って(いや、いろいろ触ったりするので「見守って」はおかしいか)いたが、一番初めに買って食べた子が「おいしい!」というのを聞くと我先にと5ペソ硬貨を出して買っていった。自身の味確認用の1ピースを残して、ものの数分で完売。(※仮に彼らの親の日給が300ペソだとすると、5ペソその60分の1なので、日本に居て日給が9000円だとすると5ペソは150円くらいに相当する)

赤いのは枸杞の実。カボチャの種も皮を割ってあしらってみた。

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センターのは自分の畑から摘んできた唐辛子の芽先。以前に市場で枝葉が売られており、訊けば食用とのことだった。調べてみると、微量の毒が含まれており1キログラムだか食べると死んじゃうとのこと。1キログラムも食べると別の理由で体を悪くすると思うけどね。過去のカレーにもアクセントとして配されている

 

 


 

 

【 シーフードラーメン 12/19 】

( ワイ、フィリピンで少女を借金漬けにしてしまう の巻 )

 

クリスマスに返すというので、10月くらいから子どもたちにツケで料理を売ることにした。そのうちの一人、前年にきちんと返してくれた実績のある少女にどんどん借金を許していると、いつの間にか成人の一日分の給料くらいになってしまった。薄々こうなるかと思っていたが、クリスマス時期が来ても返す素振りはなく、近所でも噂になったのか、父親にまで話が行ってしまった(当たり前である)。村は漁村なので、父親も漁師であり、明日、獲れたカニをくれるとのこと。そうして翌朝に川岸でエビと合わせ数匹くれた。

帰宅して朝食として調理。出汁は甲殻類から出るだろうと踏んで、塩と五香粉だけで味付けして食べた。

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いつもは半生の麺であるエッグヌードルというやつを使うことが多いのだが、急な話だったのでそれが無く、即席麺で食べた。

エッグヌードルというのは茹で方を間違えなければ、それだけでかなりおいしいが、のびやすいのが難点か。

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村には量りのある出荷の中継基地のような家が2、3件ありそこの量りを借りて重さを計っておいて、市場で似たようなサイズのカニの値段を調べて借金総額から差し引いた。まだ数回は食べれそうである。

 

 

 


(( ※クリスマス前から連日のようにドライカレーやお好み焼きの行商をしていたので、ブログの更新が滞ってしまいました ))