カレーライス fromバギオ
今週のお題「残暑を乗り切る」
日本のみなさんこんにちは。南の国フィリピンから残暑見舞い申し上げます。
今週のお題は「残暑を乗り切る」ということで、暑い夏を乗り切る食べ物といえば、やっぱりカレーですよね。「いかがでしたかブログ」の冒頭のようなこじつけ具合になってしまいましたが、今回もカレー特集です。
日本に帰るのは自身のリタイアメントビザの更新のタイミングと日本との温度差の関係で9月ごろとしているのだが今年も日本に帰らないことに決めた。ちょっぴり楽しみにしていた人生初のカレー食べ歩き(於:大阪)というのも来年に延期。
そんな折、カレーの調味料や具材を求めに高原都市バギオに買い出しに行った。予想以上によい仕入れができたので、それらを使って翌日に早速バギオづくしのカレーを作ることに。
日本のカレーを食べ歩きできない悲しみを怒りに変えて、立てよ! 国民!
と、いうわけで、カ レ ー の 神 々 に挑む。( あ、1000円くらいのちょっと高いやつね。)
その結果が こちら ↓ ↓ ↓
・ライスは 赤米と二色。ひよこ豆(ガルバンゾー)も一緒に炊く。
・マスコバド糖、二つまみしか入れてないのに、グッと掴みにくる、味のある甘さ
・久々のガルバンゾー、じゃが芋とはまた違うホッコリ感でおいしい。なお1ペソで10粒弱のもよう、シアワセ。
・カカオは乾燥させたものをスライス、フェヌグリークを炒っている半ばで投入してロースト。つまんでみるとコーヒーとチョコを合わせたような深い香り。なにかを確信する
・下の写真には入れ忘れたが、お皿の中央を彩っている黄・橙の二色のみかん皮もバギオで買ったみかんの皮を、カカオ豆と並べて三時間ほど天日干ししたもの。カレーリーフも柑橘系の樹木であり、柑橘類はカレーと相性がいい。中にもみかん皮の刻んだものが混ぜ込まれている
・注:みかん・リンゴ・ガルバンゾー・香辛料の一部は輸入したものと思われる。カシューナッツはどうだろう、たまに樹があったりする
・小麦粉は全粒粉を使用。写真に漏れているがこれも今回バギオで買ったもの。1kg60ペソ。フライパンの鍋肌でローストしてみた。きちんとローストになっているかは不明
・お皿の左上サイドのトマトは、トマトに甘いスモモを足したようなフルーティーな味わい。取り扱っている店にその名を訊くと、各店 スパニッシュトマトとかイタリアントマトとか、ブラックトマトとか果てはジャパニーズトマトとか言っている。昨年ググって英字のサイトをなんとかして見つけたのだがその名称を忘れてしまった。スパニッシュじゃなかったかなぁ? 100ペソ/kgとやや高いが今の時期のバギオでしか見たことがないので半キロ購入
・カカオ豆は「ポット」と呼ばれる状態で売られていた。この中にカカオ豆が入っている。私の買った小さめのものは20ペソ
・肉は私の地元の市場にて。豚肉のおいしい部位が最近ようやくわかるようになってきた。ロースの上のヒレかな? 朝のうちに行かないとそうしたおいしい部位は売れてしまうのだが、運良く昼過ぎになっても残っていたので、チキンから予定を変えて豚肉に。それが柔らかくおいしすぎて折角のバギオカレーが味の面で台無しに…
・ブラックカルダモンも初投入、事前の味見ではディルのシーズに似た、スーッとする香り
・以前から持っているセブンスパイスというのも、バギオで買ったのだから、と振りかけてみる。しかし色も匂いもカレーのもの。よく考えたら7種類もスパイスが入ってたら、それ、ほぼカレー粉だよね…。
・かかっている白いのはココナッツミルクの搾りがら、「ココナッツシュレッド」
ところどころに香るクミンとグリーンカルダモンをたのしみながら完食。おかわりして食べた。出来上がり量は1050mlほど5人分くらいだろうか。そのうち肉は200g、45ペソというお値段。いろんなレシピでは肉は1人100グラム前後としていることが多いようなのでそれよりは随分少ないのだがしっかり豚肉を味わうことができた。
しかしこのカレーに名前をつけるとするとどうなるのだろう、「バギオベジフルカレー」、それとも「南国の雪原カレー」?
でもこれ、ピクルスも併せて、炊飯を除いても、作るのに3hかかってるんですよね… 「3時間カレー」がいちばん実態に即してる…
そういえば日本からフィリピンも似たようなフライト時間ですね。
それじゃあ、「関空 ≫ マニラ 片道切符カレー」。
来年は日本に帰れるのでしょうか?