ドラゴンフルーツの季節

今週のお題「わたしの好きな色」

 

フィリピン北部は雨季に入って半月くらい経つ。数日前、マニラ首都圏も雨季入りしたと新聞スタンドで見出しが出ていた。

そこで最近出回りだしたのがドラゴンフルーツである。常夏の地域とはいえ(農産物はともかく)、フルーツにも旬というものがある。6月と7月はドラゴンフルーツとライチの季節だ。

鮮やかな色のフィリピン産ドラゴンフルーツ

写真の鮮やかな紫色のドラゴンフルーツは、最寄りの市場のテント市の日(6月20日)に買ったもの。小ぶりだが甘みはしっかりある。その時点でに価格は大玉は1Kg120ペソ(250円くらい)、子玉で同80ペソ。私の買ったのは小玉なので1個15ペソだった。

 


 

本日もテント市であり、行くと小玉やキズモノが半値の1Kg40ペソ(80円ちょっと)で売られていたので1.5Kgを買い込み、60ペソ(120円ちょっと)の支払いとなった。1個10ペソ以下。
小ぶりのもの8個買うことができたので「ドラゴンフルーツ食べ放題コース100円!」と銘打ったとしても、あながち嘘とはならない。 

さらに隣の市へ行けば特大玉の古くなったものが1個10ペソで投げ売りされている。外皮が古くなりその一部は茶色くグズグズになっているが皮を剝けば中はなんともないので、見かけたら何個でも買っている。

ライチも先週から店先に並び、これは1Kg240ペソ。5ペソを見せてライチの実を1個だけ買う(写真左側)。こんなおかしな買い方をする客はあまりいない。だいたいのフルーツ商はデジタル表示の電子秤を持っていて以前6個で30ペソだったので、1個5ペソだろうと手渡すわけだ。電子秤はキロ単価の数字ボタンを押せば簡単に売価が表示される。ライチはバギオ市のある山間部の州などから。下落すれば1Kg200ペソくらいにはなるか。傷んだものは安売りされるが、その分品質は悪い。しかし、お酒の味になってきていると思えばそんなものであり、私は嫌いではない。

 

 南国のさまざまな果実を安価で味わえるのもフィリピンの大きな魅力である。
バナナもキズモノであれば5本で20円くらいであり、この値段で「甘熟王」くらいの甘くて太いやつが食べられる。バナナが好きだから、というのを永住の理由にしてもよいほどだ。